スカート風ショートパンツの作り方|型紙90-120cm

今回はマルイシオリジナル型紙「スカート風ショートパンツ」の作り方をご紹介します。
前から見るとギャザースカートで、後ろから見るとキュロットあスカートになっている可愛らしさと動きやすさを兼ね備えたパターンです。ウエストベルトの中央がリボンのようになっているのもかわいらしいポイントです。
スカートの両サイドにはシームポケットもついていますので、ハンカチやティッシュも入れられて通学にも便利ですね。
生地を変えて一年中使えるパターンです。ぜひいろいろな生地で作ってみてはいかがでしょうか。
| サイズ | 90 | 100 | 110 | 120 |
| 脇下(ベルト上から) | 25 | 27 | 28 | 31 |
| 股下 | 6.5 | 8 | 8.5 | 10 |
| ウエストゴム上がり | 42 | 46 | 48 | 50 |
着用イメージ


準備するもの

- マルイシオリジナル型紙:4-003 スカート風ショートパンツ
- 生地(各サイズの必要な生地の長さは下の表をご参照ください)
- 2.5cmの織りゴムまたは8コールゴム2本
- チャコペン(フリクションでもOK)
- マチ針(クリップでもOK)
- ハサミ
- 定規
- 糸
- アイロン
- ミシン
- ゴム通し
- ハトロン紙
| サイズ | 90cm | 100cm | 110cm | 120cm |
| 110cm幅の生地 | 65cm | 70cm | 100cm | 110cm |
| 130cm幅の生地 | 55cm | 58cm | 60cm | 66cm |

スカート風ショートパンツを作るのに使用したもの
今回は、こちらのシャツコーデュロイを使用して作っていきます。

コットン 21ウェール シャツコーデュロイ 50cm単位 【商用可能】
商品番号 8200 ¥1,045(税込)
使用したカラー:ボルドー

薄手のコーデュロイなので縫いやすく、きれいなギャザーがでます。
早速、スカート風ショートパンツを作ってみよう
スカート風ショートパンツ作りをするのには、11つの工程があります。
- 型紙を写す
- 生地を裁断する
- 裾をアイロンで折る
- スカートの裾を縫い、ウエスト部分に粗ミシンをかける
- スカートにポケットをつける
- パンツの股上を縫う
- パンツとスカートを合わせて両脇を縫う
- パンツの股下を縫う
- パンツの裾を縫う
- スカートのギャザーを寄せる
- ウエストベルトをつけてゴムを通す
細かく分けたので工程は多く感じますが、ひとつひとつの工程は難しくことはありませんので、ゆっくりみていきましょう。


1.型紙を写す
型紙は生地のマルイシオリジナル型紙4-003スカート風ショートパンツです。
作りたいサイズの線に合わせてそのまま型紙をカットしてもいいのですが、型紙を広げて作りたいサイズの型紙を手芸用のハトロン紙などの大きくて透ける紙に写して使うとサイズアップしてもまた使うことができるのでオススメです。
前パンツ、後ろパンツ、前オーバースカート、ポケット、ウエストベルト、中央前ベルト、前中央ベルト止めタブの7つのパーツを写します。

型紙を写す時は、外側の線だけでなく、ポケット口やベルトの合印(あいじるし)や矢印の布目線、前オーバースカートの「わ」も忘れずに写しましょう。
全部書き写したら、線に沿ってハサミで切り取りましょう。
2.生地を裁断する
生地幅に合わせて型紙に記載されている配置図を参考に型紙を配置します。

コーデュロイは毛並みの方向性があるので、上に向かってなでたときにさらさらする向きに置きます。型紙の上下が逆にならないように注意しましょう。
下に向かって撫でるとざらざらした触り心地です。

生地の両端の耳が合うように縦半分に折り、型紙をマチ針で固定します。
縦の端のフリンジ状になっているところを「耳」と言います。
ウエストベルトと前オーバースカートは、型紙の「わ」の部分が生地の折り目に合うように固定します。
2枚重ねにして裁断していますが、前中央ベルトとタブは1枚なので、上の生地だけ裁断するようにしましょう。
型紙に写した矢印の布目線は生地の耳と平行に合わせます。

この型紙は縫い代込みです。型紙に沿って裁断しましょう。

ポケット口、中央ベルト位置など合印に2mmから3mm程度の切り込み(ノッチ)を入れます。
切り込みを入れるのが心配な方は、チャコペンで印をつけてもOKです。
生地に2mmから3mm程度の切り込みを入れて、印をつけることを「ノッチ」といいます。
縫う時にノッチを合わせて縫っていきます。

裁断できました。
3.裾をアイロンで折る

生地の準備ができたら、スカート、前後パンツの裾をアイロンで1cmの三つ折りにしましょう。
裏側に1cm折り、更に1cm折ります。
生地の端がほつれてこないように、生地を2回折って3枚重なる状態にすることを「三つ折り」と言います。
1cmの三つ折りは、1cm折って、更にそれを1cm折ることです。

前オーバースカート、前パンツ、後ろパンツの裾を三つ折りにしました。
4.スカートの裾を縫い、ウエスト部分に粗ミシンをかける

アイロンで三つ折りにしたスカートの裾をマチ針で固定し、内側の折り山から2mmのところをミシンで縫います。

濃い色のコーデュロイを縫うと、ミシンの押さえの跡がテカって表に響きやすくなります。(アタリが出ると言います)
「テフロン押さえ」を使うとアタリが出にくくなります。

ミシンの縫い目の設定を5mm程度の粗い目に変更します。
ギャザーを寄せるときなどに粗いミシン目で縫うことを「粗ミシン」と言います。

スカートのウエスト部分の両端から1cmずつ開けて、粗ミシンをかけていきます。
布端から5mm内側と8mm内側に2本、粗ミシンをかけます。

縫いはじめの糸と縫い終わりの糸は返し縫いをしないで、長めに残しておきましょう。
後ほど引っ張ってギャザーを寄せるときに使います。
粗ミシン後に縫い目を戻すことを忘れずにね!
5.スカートにポケットをつける

脇の縫い目を利用したポケットをシームポケットと言います。
同じ方法でギャザースカートにもパンツにもつけることができます。
脇ポケット、スラッシュポケットとも呼ばれることもあります。

前オーバースカートとポケット布を中表に合わせて、ポケット口の合印を合わせてマチ針で固定します。
ポケット口を縫い代1cmで縫います。
2枚の生地を重ねるときに、それぞれの生地の表と表を内側にして合わせることを「中表(なかおもて)」と言います。
布端から1cmのところを縫うことを縫い代1cmで縫うと言います。
ミシンのガイド線に合わせて縫いましょう。

ポケット口の縫い代に斜めに切り込みを入れます。

縫ったミシン目は切らないように注意しましょう。

ポケット布をスカートの裏側に返してアイロンで整えます。

ポケット口を縫い代5mmで縫います。

ポケット布を外側が表になるように半分に折り、下側をマチ針で固定します。
2枚の生地を重ねるときに、それぞれの生地の表と表を外側にして合わせることを「外表(そとおもて)」と言います。

ポケット布の下端を縫い代5mmで縫います。

ポケット布が内側が表になるようにひっくり返してアイロンで整えます。

ポケット布の下端を縫い代8mmで縫いましょう。

ポケット口の上下を縫い代5mmで前オーバースカートに仮止めします。
ポケット口を3回程度返し縫いで補強します。
もう片方のポケットも同じように縫いましょう。
6.パンツの股上を縫う

2枚の前パンツと前パンツ、後ろパンツと後ろパンツをそれぞれ中表にぴったり合わせて、股上をマチ針で固定します。

布端から1cmのところをミシンで縫います。
縫い代はジグザグミシンまたはロックミシンで端処理しましょう。

縫い代をアイロンで表から見て左側に倒します。

コーデュロイは毛並みがあるのでアイロンで強く押さえると縫い代が表から浮き出てテカって見えてしまいます。(アタリが出ると言います)
ここでは説明の都合上当て布をしていませんが、当て布をしてアイロンをするとアタリが出にくくなります。

股上の縫い目から3mm左側を表からミシンで縫い、縫い代を押さえます。(押さえミシン)

押さえミシンをするときは生地を左右に引っ張りながら縫うときれいに縫うことができますよ!
後ろパンツも同じように縫います。
7.パンツとスカートを合わせて両脇を縫う

表を上にした前パンツに表を上にした前オーバースカートを重ねて、両脇をマチ針で固定します。

その上に後ろパンツを中表に(表を内側にして)重ねて、マチ針で固定しなおします。

両脇を縫い代1cmでを縫いましょう。
縫い代はジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。

ポケット口を縫ってしまわないように気をつけながら、
まっすぐゆっくり縫いましょう。

縫い代をアイロンで後ろパンツ側に倒します。

両脇の縫い目から3mmパンツ側を表からミシンで縫い、縫い代を押さえましょう。(押さえミシン)
8.パンツの股下を縫う

前パンツと後ろパンツの股下を中表に合わせてマチ針で固定します。

縫い代1cmでミシンで縫いましょう。
縫い代はジグザグミシンまたはロックミシンで端処理します。
9. パンツの裾を縫う

パンツの裾をはじめにアイロンで三つ折りにした折り目に沿ってマチ針で固定します。

内側の折り山から2mmのところをミシンで縫います。
脇から縫いはじめて股下を通って脇までぐるりと縫います。
反対側も同じように縫いましょう。
10.スカートのギャザーを寄せる

ポケット布を前パンツにマチ針で止めておきます。

はじめに粗ミシンをしたときに残しておいた2本の上糸を同時に引いて、スカートにギャザーを寄せます。

前パンツと前オーバースカートの中央と中央ベルト位置の合印を合わせて、マチ針で固定します。
前オーバースカートの幅が前スカートの幅と同じになるようにギャザーを寄せて、両端の糸を結びます。
ギャザーが均等になるように整えて、間も細かくマチ針で止めましょう。

布端から7mmのところをミシンで縫って、前オーバースカートを前パンツに仮止めします。

ギャザーがずれないように目打ちなどで整えながら縫うときれいに縫うことができますよ!
11.ウエストベルトをつけてゴムを通す
前中央ベルトのタブを作る

前中央ベルトのタブを中表になるように縦半分に折り、縫い代5mmで縫います。

アイロンで縫い代を割って、縫い目が真ん中になるように整えます。
片方の端を縫い代1cmで縫います。

表に返して、アイロンで整えます。
ウエストベルトを縫う

前中央ベルトとウエストベルトを中表に合わせて、縫い代1cmで縫います。

コーデュロイなど方向性のある生地の場合、前中央ベルトとウエストベルトの毛並みの向きが同じになるように注意しましょう。

縫い代はアイロンで割ります。
ウエストベルトの毛並みの下側を1cm、毛並みの上側を1.5cm、アイロンで裏側に折ります。

コーデュロイなど厚めの生地の場合は、上側の1.5cm折るところを1.2cm程度にするとゴムが通しやすいです。

1.5cm折った側が1mm出るようにウエストベルトをアイロンで半分に折ります。
1.5折った側が1mm出るように整えることを「1mm控える」と言います。
こうすることで表から縫ったときに裏ベルトが縫い落ちることを防いでいます。
ウエストベルトとパンツを縫い合わせる

前オーバースカートの中央にタブを中表(縫い目が上)に合わせて縫い代7mmで仮止めします。
タブの端を縫っていない方をウエスト側に合わせます。

パンツとウエストベルトを中表に合わせてマチ針で固定します。
ウエストベルトは1cm折った側をパンツの上端に合わせます。
①前オーバースカートと前中央ベルトの中央を合わせる
②後ろパンツの縫い目とウエストベルトの中央を合わせる
③中央ベルトとウエストベルトの縫い目を前パンツの合印に合わせる
④パンツの脇とウエストベルトの脇の合印を合わせる

縫い代1cmでぐるりと一周縫います。
ゴムを通す

ウエストベルトをアイロンの折り目に沿って折り、表からマチ針で固定します。

ウエストベルト部分のみ、縫い目から2mmのところをミシンで縫います。
縫い目が表から見える部分なので、ゆっくりまっすぐ縫いましょう。
前中央ベルト部分はここではまだ縫いませんので注意しましょう。
後ほどゴムを通してから縫います。
それぞれのサイズに必要は長さの2.5cm幅のゴムを用意します。
| サイズ(cm) | 90 | 100 | 110 | 120 |
| ゴム用尺(cm) | 33 | 36 | 36 | 37 |

縫い残した前中央ベルトの裏側からゴムを入れて、反対側の縫い目まで通します。
ゴムの端が中に入ってしまわないように、クリップや安全ピンなどをつけておくと安心です。

ウエストベルトの縫い目から1cm出るようにゴムを整えて、マチ針で固定します。
タブも裏ベルトの折り目に合わせて固定します。

ウエストベルトの縫い目と縫い目から2mm前中央ベルト側の2ヶ所をそれぞれ3回程度返し縫いをして、ゴムを固定します。
力がかかる部分なので、ほどけてこないようにしっかり縫いましょう。

縫い残してあった前中央ベルトのスカートの縫い目から2mmベルト側を表から縫いましょう。

完成です!
ウエストの布端と縫い目の間をもう一本縫っておくと、細いゴムを2本通すこともできます。
お洗濯や着用により太いゴムが中で捻れるのが気になる方はこちらの方法もお試しください。

細いゴムを通す場合はこちらがオススメです。

ライクラ 8コールゴム 5mカット済 【商用可能】
商品番号 8c-gomu ¥550(税込)

薄手の生地で2本のゴムを通すとフリルっぽくなって可愛らしさもアップしますね。
スカート風ショートパンツを作るのにオススメの生地と着画(シルエット比較)
作り方説明は、こちらのシャツコーデュロイを使用して作りました。

コットン 21ウェール シャツコーデュロイ 50cm単位 【商用可能】
商品番号 8200 ¥1,045(税込)
使用したカラー:ボルドー

薄手のコーデュロイなので縫いやすく、きれいなギャザーがでます。
ZARAのタートルニットと無印のタイツと合わせて冬っぽいコーディネートにしてみました。

春夏用にこちらのストライプの生地でも作りました。

ロンドンストライプ 50cm単位 145cm幅 【商用可能】
商品番号 mf3730 ¥715(税込)

薄手ですが、目の詰まった生地でさらっとしていて、夏でも気持ちよく着られそうです。
スカートのギャザーがきれいに出ます。

目の詰まった生地を縫うときは新しいミシン針に交換するときれいに縫うことができますよ!
古い針を使っていると糸に引っかかって生地がつってしまうことがあります。
さわやかなロンドンストライプは元気にTシャツとコーディネートしてみました。

試作としてこちらの綿ポリダンガリーでも作りました。
カジュアルな雰囲気の綿ポリダンガリーは春っぽくブラウスとコーディネートしました。

合わせたブラウスは、enannaさんのヨークフリルブラウスです。
生地の厚みやハリが違うとスカートのギャザーの雰囲気や後ろパンツの広がり具合も違ってきます。そこで、マルイシ店長さんにこのパターンにどんな生地がオススメか、尋ねてみました。
使用した生地のハリはこちらです。
| シャツコーデュロイ | 2 |
| ロンドンストライプ | 2 |
| 綿ポリソフトダンガリー | 3 |
比較するとハリ2で作ったものの方がギャザーがきれいに出ていますね!
生地を変えてオールシーズン楽しめるパターンだと思いますので、こちらを参考に是非、いろんな生地で作ってみてくださいね♪






コーデュロイなど方向性のある生地の場合や、チェックなど柄合わせをする場合には用尺よりも多く必要な場合もあります。
裁断に不安のある方は少し余裕をもって生地を用意されることをお勧めします。