バッグにおすすめの生地の選び方
トートバッグ、巾着、ポーチ、入園入学グッズなど、作りたいバッグ別におすすめ生地を比較しました。帆布、綿ポリダンガリー、撥水・ラミネート、綿ポリデニム、ナイロンオックス、フェイクレザーまでまとめています。
バッグに使う生地は、「これが正解」とひとつに決めるより、作りたいバッグの形と使い方から選ぶ方が失敗しにくいです。
同じバッグでも、しっかりしたトート、くったり持ちたいサブバッグ、雨の日にも使いたい袋もの、入園入学グッズ、ポーチやがま口では、向いている生地がかなり変わります。まずは大きく分けて見ていきます。
まずは作りたいバッグから選ぶ
トートバッグ、レッスンバッグ
- 選ぶ理由
- 厚みとほどよいハリが出やすく、バッグらしい仕上がりになります。
巾着、体操着袋、上履き入れ
- 選ぶ理由
- 軽くて扱いやすく、洗濯や日常使いに向いています。
雨の日のバッグ、ランチバッグ、ポーチ
- 選ぶ理由
- 水や汚れが気になる用途で使いやすいです。完全防水ではないので、縫い目からの浸水には注意します。
がま口、スマホポーチ、秋冬小物
- 選ぶ理由
- 素材感が出やすく、小さなバッグでも雰囲気を作れます。
11号帆布・8号帆布は、バッグらしい厚みを出したいときに
帆布は、トートバッグやレッスンバッグの定番です。11号帆布は家庭用ミシンでも扱いやすく、はじめてのバッグにも選びやすい厚み。8号帆布はもう少し厚みがほしいときに向いています。
ただし、厚ければ何でも自立するわけではありません。底や持ち手が重なる部分は急に厚くなるので、家庭用ミシンで縫う場合は最初から厚地用の針で縫うのがおすすめです。段差はゆっくり進めてください。きれいに自立させたい場合は、接着芯や裏地との組み合わせも大事です。
綿ポリダンガリーは、入園入学グッズや毎日使う袋ものに
綿ポリダンガリーは、レッスンバッグ、巾着、体操着袋、上履き入れなどで使いやすい生地です。綿の雰囲気がありつつ、シワになりにくく、水通しなしで縫い始めやすいのが大きなところです。
バッグ用として見ると、帆布ほどの厚みはありません。そのぶん軽く、乾きやすく、子どもが毎日持つ袋ものにも使いやすい。しっかりさせたい場合は、裏地や接着芯を足すと安定します。
撥水・ラミネートは、水や汚れが気になるバッグに
雨の日のサブバッグ、ランチバッグ、ポーチ、ランドセルまわりの小物など、水や汚れが気になる用途なら、撥水加工やラミネート加工の生地が候補になります。
撥水生地は布の風合いを残しやすく、ラミネートは表面がつるっとして汚れを拭き取りやすいです。どちらも縫い目は穴があくので、完全防水の袋として考えるより、「日常の水はねや汚れに強い」くらいで見ると選びやすいです。
綿ポリデニムは、カジュアルで丈夫なバッグに
デニムの雰囲気でバッグを作りたいけれど、色落ちや洗濯後の扱いが気になる方には、綿ポリデニムが使いやすいです。トートバッグ、入園入学グッズ、体操着袋、上履き入れなどにも向いています。
「綿ポリデニムで作るバッグ」は、あとで単独の特集にしてもよさそうです。カジュアルな見た目、色落ちしにくさ、子どもグッズとの相性があり、バッグだけで深掘りする価値があります。
ソフトダンガリー・ライトウェザーは、軽いバッグや巾着に
エコバッグ、巾着、サブバッグのように、軽さを優先したいものにはソフトダンガリーやライトウェザーも候補になります。帆布のような厚みで支えるというより、たたみやすく、軽く持てる方向のバッグ向きです。
くったりした仕上がりが好きな方、内布をつけて軽いバッグにしたい方にも使いやすいです。薄手の生地で大きめバッグを作る場合は、持ち手まわりを補強すると安心です。
柄や凹凸を活かすなら、織りドット・コードレーンも候補
小さめのポシェット、巾着、切り替え布、子どもの袋ものなら、織りドットやコードレーンのように、表情のある生地も使えます。バッグ全体に使ってもいいですし、無地の生地と組み合わせてアクセントにするのも扱いやすいです。
ナイロンオックスは、軽さと水への強さを重視するときに
ナイロンオックスは、軽さと撥水性を重視したいバッグに向いています。エコバッグ、サコッシュ、外遊び用の袋ものなど、綿のバッグより軽く仕上げたいときの候補です。
綿の生地よりすべりやすいので、裁断や縫うときはクリップでしっかり止めると扱いやすくなります。
コーデュロイは、秋冬のポーチやがま口に
コーデュロイは、バッグ全体に使うというより、ポーチ、がま口、スマホケース、小さめバッグ、切り替え布で雰囲気を出しやすい生地です。毛並みの方向で色の見え方が変わるので、裁断前に上下をそろえるのが大事です。
フェイクレザーは、既製品っぽく仕上げたい小物に
フェイクレザーは、ポーチ、がま口、バッグの底や切り替え部分に使うと、布だけのバッグとは違う雰囲気になります。切りっぱなしで使いやすい一方、まち針の穴が残りやすく、ミシンのすべりも布とは違います。
はじめて使う場合は、仮止めクリップを使い、端切れで針目と押さえのすべりを試してから本番に入るのがおすすめです。
型紙から選びたい方へ
作りたい形が決まっている場合は、生地だけで考えるより、型紙ページの仕上がり写真や必要な副資材も一緒に見ておくと選びやすいです。このページの作例とつながるバッグ・ポーチ系の型紙をまとめると、このあたりです。
迷ったら、最初はこの順で選ぶ
- しっかりしたトートやレッスンバッグなら、11号帆布・8号帆布・綿ポリデニム。
- 毎日洗いたい袋ものなら、綿ポリダンガリー。
- 水や汚れが気になるなら、撥水綿ポリ・ラミネート・ナイロンオックス。
- 軽いサブバッグや巾着なら、ソフトダンガリー・ライトウェザー。
- ポーチやがま口で雰囲気を出したいなら、コーデュロイ・フェイクレザー。
まずはこのページで全体を見て、気になる生地が決まったら商品ページの厚み、素材、作品例も合わせて確認してみてください。バッグは形によって必要な硬さが変わるので、「生地だけで完成形を決める」のではなく、裏地・接着芯・持ち手の作り方まで含めて考えると失敗しにくいです。

