生地のマルイシ、店長の石井です。
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犬服を作られるお客様から、こんな話を聞きました。
ダックスは、お腹が汚れやすい。
言われてみると、たしかにそうです。ダックスフンドは胴が長く、足が短い犬種なので、歩くときにお腹側が地面に近くなります。雨上がりの道、朝露の残った草むら、土や砂の多い道を歩くと、背中よりもお腹側に汚れがつきやすい。
犬服を作るとき、見た目のかわいさや着せやすさはもちろん大事です。ただ、散歩で着る服なら「どこが汚れるか」から生地を選ぶのも、かなり現実的だと思います。
ダックスの散歩服は、お腹側の汚れを考えて選ぶ
ダックスさんの犬服作品例。胴が長めのワンちゃんは、背丈だけでなくお腹側の汚れやすさも生地選びのヒントになります。
ダックスさんに限らず、体高が低めのワンちゃんは、散歩中の泥はねや水はねを受けやすいです。
特に汚れやすいのは、胸からお腹にかけての下側。ここは地面からの跳ね返りを受けやすく、服が濡れたり、砂や泥がついたりしやすい場所です。
だから、散歩用の犬服では「かわいい柄」だけでなく、次のような条件も見ておくと安心です。
- 汚れがつきにくい
- ついた汚れを落としやすい
- 洗濯に耐えやすい
- お腹側がこすれても傷みにくい
- 乾きやすい
この条件で見ると、撥水撥油の綿ポリダンガリーは、かなり相性のいい候補になります。
散歩汚れには、撥水撥油の綿ポリダンガリーが使いやすい
マルイシでいうと、撥水撥油 綿ポリ交織ダンガリー 基本カラー、パステルカラー、ディープカラーの450シリーズです。
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450シリーズの商品ページに掲載している、撥水綿ポリダンガリーに泥水を落とした実演動画です。
この生地は、表面に撥水撥油加工をした綿ポリダンガリーです。水や油をはじきやすく、汚れが染み込みにくいのが特徴です。
もちろん、完全防水ではありません。強い雨の日に長時間歩くなら、レインコートの方が向いています。
でも、普段の散歩で起こる「泥はね」「草の水分」「ちょっとした汚れ」には、撥水撥油の生地を選ぶ意味があります。
汚れがつきにくい。ついても落としやすい。洗う回数が増えても、普通の薄い服地よりしっかり使いやすい。ダックスさんのようにお腹側が汚れやすい子には、ここが大きなメリットです。
ニットが悪いわけではありません
犬服というと、ニット生地を思い浮かべる方も多いと思います。ニットは伸びるので、体に沿いやすく、着せやすい。よく動くワンちゃんや、体にフィットさせたい服にはとても便利です。
ただ、散歩でお腹側がよく汚れる服となると、少し考え方が変わります。
ニットはやわらかく伸びる分、泥汚れが繊維の間に入りやすかったり、洗濯回数が増えると表面がくたびれやすかったりすることがあります。お腹側が地面に近く、こすれや汚れを受けやすい用途では、早く傷んだように見えることもあります。
だから、ニットを否定したいわけではありません。
部屋着や動きやすさ重視ならニット。散歩汚れやお腹側の耐久性を重視するなら、撥水の布帛。
このくらいの使い分けで考えると、選びやすいと思います。
13-002や13-001で散歩用に作るなら
マルイシの犬服型紙では、13-002 バックリボンフリル ドッグワンピースと、13-001 イージードッグシャツがあります。
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[product:13-001]
かわいく見せたいお出かけ服なら、ギンガムや織りドット、ハーフダンガリーもおすすめです。実際に、13-002はそういう生地で作っていただいた作品も多いです。
一方で、「毎日の散歩でお腹が汚れる」「雨上がりにも着せたい」「洗い替えとして丈夫に使いたい」という目的なら、最初から撥水撥油の450シリーズを候補に入れていいと思います。
特にダックスさんの場合は、背中側の見た目だけでなく、お腹側がどう使われるかも大事です。背中はかわいく、下側は実用的に。そういう生地選びも、かなり理にかなっています。
色選びは、汚れの見え方も考える
散歩用に作るなら、色選びも少しだけ実用寄りに考えていいです。
淡い色はかわいいですが、泥はねや黒っぽい汚れは目立ちやすいです。写真映えはしますが、毎日使う服だと気になることがあります。
汚れの目立ちにくさを優先するなら、やや濃いめの色や、土汚れが目立ちにくいグレー・ベージュ・ネイビー系も候補になります。
450シリーズは基本カラー、パステルカラー、ディープカラーがあります。かわいさ重視ならパステル、散歩での実用性を重視するならディープカラー、という選び方もできます。
撥水生地を使うときの注意点
撥水撥油の生地は便利ですが、万能ではありません。
- 完全防水ではありません
- 強い雨の日はレインコート向きです
- 縫い目から水が入ることはあります
- 洗濯や使用を重ねると、撥水効果は少しずつ弱まります
- アイロンや乾燥機は、生地の表示を確認して無理に高温をかけないでください
でも、普段の散歩汚れを少しでもラクにしたい。お腹側の泥はねを毎回ゴシゴシ落とすのが大変。そういう悩みには、十分に試す価値があります。
かなりニッチ。でも、こういう悩みこそ生地で解決できる
「ダックスはお腹が汚れやすい」なんて、かなりニッチな話です。
でも、実際に犬服を作っている方にとっては、こういうところが一番困るのかもしれません。型紙の形、犬種の体型、散歩コース、洗濯頻度。そこまで考えると、生地選びは単なる色柄選びではなくなります。
かわいい犬服を作るのも大事です。けれど、毎日の散歩でちゃんと使えて、汚れたあとも扱いやすいことも大事。
ダックスさんや、お腹側が汚れやすいワンちゃんの散歩服には、撥水撥油の綿ポリダンガリー。これは、生地屋としてかなりおすすめしやすい選び方です。
犬服に向いている生地をもっと広く見たい方は、犬服に向いている生地の選び方も参考にしてみてください。
サイズ選びや生地選びで迷う場合は、お問い合わせからお気軽にご相談ください。
何か作ったら @maruishi または #生地のマルイシ で教えてくださいね。